鍵と鍵穴

細胞の表面には、特定の分子がはまると反応が起きる「受容体」があります。体の中の物質と架空のくすりを動かして、鍵穴の取り合いと反応の強さの変わり方を見ます。

細胞の表面スイッチ ↑
体の中の物質 くすりC 空き

遮断薬: はまるがスイッチは入らない

体の中の物質: 33%

くすりC: 0%

空き: 67%

反応の強さ: 0.33 (0 - 1)

体の中の物質

Kd: 体の中の物質 = 2, くすりC = 0.5. Kd は「くっつきにくさ」の目盛りで、小さいほどくっつきやすい(親和性が高い)です。

計算: ふさがる割合 = (濃さ ÷ Kd) ÷ (1 + 全員の 濃さ ÷ Kd の合計) 反応 = 割合 x 反応を起こす力 の合計

「鍵と鍵穴」はたとえです。実際の受容体は、分子がはまると形が少し変わって合う、もっと柔らかいものだと考えられています。この図は競合する場合だけを扱う簡略モデルです。

遊び方

「自動」で、体の中の物質・くすりA・B・Cの順に場面が流れます。止めて、スライダーを動かして試すこともできます。くすりはA(作動薬)・B(部分作動薬)・C(遮断薬)から選びます。名前も数字もすべて架空です。

もっと知る

受容体は、細胞にあるタンパク質などで、特定の分子(リガンド)がくっつくと細胞に反応が起きます。くっつくだけで反応を起こさず、ほかの分子をじゃまする薬を拮抗薬、反応を起こす薬を作動薬と呼びます。「くっつきやすさ(親和性)」と「くっついたあとに反応を起こす力」は別の性質です。受容体という考え方は1900年代の初めごろ、別々の研究者によって育てられたとされています。「鍵と鍵穴」は1890年代に酵素について唱えられたたとえで、のちに、結合すると形が少し変わって合う「誘導適合」の考え方が出されました。

読みもので詳しく: くすりが効くしくみ →