血中濃度と半減期

体の中の薬の量は、決まった時間ごとに半分になっていきます。これを半減期と呼びます。くり返し飲むとどう積み上がり、どこで頭打ちになるのかを、架空の薬のグラフで見ます。

530012243648時間
効く範囲(架空) 多すぎる範囲(架空)

飲んだ回(◯は抜けた回、二重◯は2倍の回) 点線: 定常状態の山と谷

いま: 48.0 時間 (12.0 半減期ぶん経過)
濃度: 26.7 ● 効く範囲

同じ量を同じ間隔でくり返すモデルです。 これは「グラフの形がどう変わるか」を見るためのモデルで、実際にどうすればよいかを示すものではありません。

計算

定常状態(これ以上たまらず、上下の幅が安定した状態)

r = 0.5^(8 / 4) = 0.250

山 = 20 / (1 - r) = 26.7 ● 効く範囲

谷 = 20 x r / (1 - r) = 6.7 ● 効く範囲

5半減期のあとの最大・最小(いま選んだ場合)

最大 26.7 ● 効く範囲
最小 6.6 ● 効く範囲

山が定常状態にどこまで近づくか

1半減期: 50.0% / 2半減期: 75.0% / 3半減期: 87.5% / 4半減期: 93.8% / 5半減期: 96.9%

半減期だけで決まり、1回の量には関係しません。「4〜5半減期」は丸めた目安です。

飲み忘れや量の変更をしたときの対応は、薬ごとに違います。自分で判断せず、薬を出した医師・薬剤師に相談してください。このグラフは対処法を示すものではありません。

濃度は架空の「目盛り」です。1回で20上がり、効く範囲は5以上30未満としています。実在の薬の数字ではありません。

モデル: 飲むと一瞬で全部が体に入り、あとは一定の割合で減っていく、いちばん単純な形です。実際には吸収に時間がかかったり、量が多いと減り方が変わる薬もあります。

遊び方

「自動」で、時間が進むにつれてグラフが伸びていきます。半減期と間隔のスライダーを動かすと、山と谷の高さ、定常状態に近づくまでの時間がどう変わるかが分かります。下のボタンでは、モデルの上で1回ぶんが抜けた場合と2倍だった場合の形を比べられます。名前も数字もすべて架空で、飲み方の助言ではありません。

もっと知る

薬は、体に入ったあと、体の各部に行き、主に肝臓で別の物質に変わり、主に腎臓から尿に出ていきます。こうした「体から減っていく仕組み」の代表例です。血中濃度が半分になるまでの時間が消失半減期で、一定の割合で減る場合、1半減期で50%、2で75%、3で87.5%、4で93.75%、5で約97%が体から消えます。一定の間隔でくり返すと、約4〜5半減期で定常状態に近づくと教えられます。到達までの時間は半減期だけで決まり、頭打ちの高さは1回の量・間隔・体からの減りやすさで決まります。濃度には、効果が出はじめる下の線と、望ましくない作用が出はじめる上の線があり、その間を治療域と呼びます。この線は人によっても違います。薬の中には、量が多いと減り方が変わるものもあり、すべてがこの単純なモデルどおりではありません。

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